Googleのビジネスモデルに学ぶ!プラットフォームビジネスとは?
Googleは、1998年9月に創業。起業してからというもの、とても好調なビジネス活動を展開しています。今日はGoogle社の素晴らしいビジネスモデルについてお話ししてみたいと思います。
1 一般ユーザーには無料でツール類を提供して、広告主には有料課金するビジネスモデル
「一般ユーザーには無料でツールを提供して、広告主には有料課金」するということを分かりやすく例えますと、
「渋谷のスクランブル交差点に無料で大量の人を集めて、その人たちに対して、広告主が有料で看板広告を出す」ようなものです。
つまり、Google社は一般のユーザーに対しては、Google検索、Googleカレンダー、Googleマップ、Googleドライブ、Googleアースなどのツール類を無料提供して、どんどんとGoogleのツール類を使っていただく人を増やしています。
そう。たくさんの人が行き交う場所をGoogleさんは作っているのです。
これは、プラットホームビジネスと言われるビジネスモデルです。プラットフォームビジネスとは、プラットフォームと呼ばれる大きな活動のベースをつくり、その上でさまざまなサービスやツールを提供します。
その結果、消費者の利便性がどんどんと高まり、お客様ははますますそのプラットフォームを利用するようになるようなビジネスモデルです。ユーザーファースト、つまりユーザー優先主義が貫かれています。
私自身、以前はMicrosoft社に高いお金を払って、WORDやExcelというソフトウェアを買っていましたが、今では、GoogleさんのおかげでGoogleドライブを開いて、Googleドキュメント(WORD機能)やGoogleスプレッドシート(Excel機能)を無料で使わせていただいております。
たくさんの人がGoogleを利用するようになったので、Googleを利用するお客様に向けて、有料で広告を出したい広告主がたくさんいます。
Googleで提供している広告は「検索連動型広告」と呼ばれるものですが、Googleの得る収益のほとんどが、この検索連動型広告によって占められていると言われています。
一般ユーザーには徹底的に優しく無料でツールを提供し、お金がある広告主には有料課金するのは、スーパーヒーローのようで、Googleは本当に格好良い会社だと思います。
2 広告主はGoogleに広告を出してお客様を獲得できた場合、Googleに、はまりまくる。
昔は戸建て住宅や団地などにチラシを撒けば、せんみつ(1000枚まいて3人のお客様から問い合わせがくる)と言われておりました。
しかし、今はユーザーの嗜好も多様化し、ターゲットの趣味嗜好も分からない中で、無差別に戸建て住宅や団地にチラシを巻いても、効果はなかなか出ません。
例えば、住宅業界では原価100円のカラーチラシを100万円のコストを使って1万枚作って、マンションなどに撒いても、1人のお客様から問い合わせをもらえればいい方です。
そんな時にGoogleさんで広告を出せば、100万円もかけずにもっとかなり安い金額で広告を出稿して、反応をテストをすることもできますし住宅に興味を持った方だけにアプローチすることもできるメリットもあります。
広告を改善し続けて、家が欲しい人にしっかりとアプローチすることで住宅見学会に来ていただき、成約が取れるようになれば、何度も何度も同じ広告を使って、お客様を獲得できるようになります。
広告をテストしたり、改善したりと、Gooogleに有料広告を出す人は、広告費をかけてお客様を獲得することにハマりまくります。広告主が無差別に撒いていたチラシやDMに使っていた広告費をきちんと広告効果を計算できるGoogleのインターネット広告に変えていくことで、Gooogleさんはさらに潤います。
3 口コミ拡散されるネーミング
Googleが提供していてユーザーが無料で使えるツール類は、「Google ◯◯」というネーミングが多く、ツールを使う人が多いほど、Googleを連呼して、口コミマーケティングが起きるようになっています。
例えば、こんな会話をビジネスマンならしていませんか?
「googleカレンダーに会議の予定を入れて忘れないようにして」、
「googleマップで明日の商談の場所を見ておいて」、
「GoogleスプレッドシートのExcelを更新しておいて」
そうです。
Googleさんのツールを使えば使うほど、多くの人は知らず知らずに「Google」という名前を連呼して、Googleの社名を広めているのです。本当に見事な戦略です。
まとめ
今日はGoogle社のプラットフォームビジネスモデルは素晴らしいことと、口コミマーケティングになるネーミングは重要というお話をしました。多くの人が行き交う渋谷のスクランブル交差点のような場所を作れば、そこに有料広告の看板を出したい人は必ずいます。集客力がある、人や会社は、売り込まなくても自然に商品やサービスが売れていく例がGoogle社なのです。
藤村しゅん
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